無為寂静

残すべきかと 消すべきかと 捨離進まない 年の瀬となる 記憶は朧気に ややもすると 今やることも ぼやけてくる 帆の船に乗り 風にまかせて 寂静の雲海を ゆっくり進む※記憶が自然と捨離されていくままに朧気なる雲の原を泳いでいればよい しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村

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若者よ

いよいよ厳冬 年を重ねると とても寒いが 覚悟が居座る 若者よ恋せよ 若者よ愛せよ 若者よ燃えよ 覚悟など無要 若き日々には 浮かれ溺れて 胸を踊らせよ 光陰矢の如し しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村

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野 船

鍬と鎌とビバルディ 秋から冬に向かう畑 今日は穏やかな天気 空は青く後押される 雑念を取り払う耕作 昼飯は太陽光で育つ 野菜と玄米を食して 太陽熱の珈琲を飲む 野も山も空も時なり 太陽は東よりのぼり 月は西の星空に沈む 天川銀河は航行する しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村

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ミシン無心

ブログの閉鎖で 僕の詩作が迷い 山野に雨が降る ミシンはいいな 目途が決まれば 無心に道を縫う コトコト鳴れや 読経にまされし 一気に無になる 雨の日の居間は いつの間にやら 作務衣だらけ也※ SSブログは 来年三月で 閉鎖となる またまたの 彷徨う旅路 皆が来れる ように道標 作らないと ※ ※ 何処であれ 「しゅんの詩と写真の世界」 変わら…

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夢気球

初冬 枯れ野に眠る 思わずに笑いが出る 気球の旅のはじまり 枯れ枝枯れ葉も笑う ゆく風も羊雲も笑う 海も山も畑も皆笑う 生きて来て思うこと 流れる風と雲に乗り 全て放ち全てに任す ※ 回 顧 小学校の頃の巡回映画 気球に乗り旅する映画 たしか世界中が天然色 夢が膨らむ映画を観た しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村

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零の吾

人生はヤカンである 卒業の一言に記した 野干とは卑しい動物 人は野干になり易い 野干の生き方を嫌う どんなに貧しくても ボロ衣を着ていても 無碍の宝を持ちたい 零の吾から出発して 朝露に光り夕に染む 心地よい畑へ向かう 零の吾になって戻る しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村

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寛 解

喧騒から遠ざかる 山桜の畑にいます 花椰菜の苗植えは とても楽しいです 実はとても大切な 秘みつがあります 丁寧に植える程に 聞こえます 声が 沢山お話をします あっ という間に 日が暮れて夕日に 包まれ寛解します ※ 治療経過 長年服用のスプリセル 副作用で胸水が溜まる 一時、投薬を停止する 三ヶ月後症状悪化する 薬替えボシュリフにて 分子標的治療を進め…

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狂い咲き

神無月 山桜に花が咲く これを狂い咲きというが それは人間の見方である 開花は春への兆しである 霜月 山桜の花弁が舞う 罪あるものが立候補する 人間の欲の深さに何とも 呆れ果てて穴に入りたい日本でも揺れ動く人間性 選挙権は行使されるのか 有権者の視力が試される 万一再選あれば狂い咲き しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村

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