野ざらし農夫

いつから感じるのか 畑で齧る春ダイコン 野山に響き渡る食音 病弱な血道管が蘇る いつから感じるのか 手を伸ばし捥ぎ齧る 夏みかんの瑞々しさ 病弱な血道管が蘇る いつから感じるのか 畑で飲むplumwine 野山に溶けて染渡る 病弱な血道管が蘇る 紆余曲折しながらも ここまで生きている 病気のお陰で生死を 超える生き方を識る 見えないものを識る 聞こえないもの…

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秋だにも

毎年この景色が来たる 何者このように来たる 待っている生き物へも そうでない生き物へも 森羅万象へと出現する 暦のように数えずとも 天気予報なぞ見ずとも 誰彼からも聞かずとも 朝夕の気配が潜み来て 森羅万象へと出現する エノコログサの花穂が 秋の夕空に揺れている 夕日は昇る月を照らし 月光も生き物を照らす 森羅万象へと出現する 宵の月に眠れやはする ☆ 道元…

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揺  蕩

目覚めると揺れていた 曲の流れに揺れている アナウンスが流れだし 次の停車はみどり台駅 今どこにいるのだろう 暗と明の狭間で揺れて 覚めると20代にいる campusに向かうのか 夢だと思うが気になる 気になるのはもう一つ 朝のキャベツの苗植え 夢現の狭間で揺蕩うと 寝ても覚めても真直に 活きて充実しているが どっちつかず揺蕩うと諸行無常にて空なるが

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