寂 静

余命を超えている美空を見上げたらあまたの光が輝く大きく息を吸ってゆっくり息を吐く命とはどこ吹く風悩み生じる貪瞋痴いつしか消え去るおだやかな雲海へもう我は流れいる

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山の道

絶景な風を見るには険しい山の道を登る人が造る道ではなく 自然が創る山の道を人の造った都会では気の休める間がない速い群れに押される人酔いし目眩もする汗流して鍬を置くと空身に近づいている山の色 谷の寄合水心染みる絶景となる無色声香味触法 しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村

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息 吹

野良仕事をしている右腕がチクリと痛む袖口から入ったのか慌てずゆっくり脱ぐ堰畑から春空を仰ぐ春菊青梗菜もち麦も春の風を呼ぶ銀杏も五蘊浮く雲も大笑う皆元気に生きているアリも息を止めずに春なる風を深く吸い我腕を伝い地に戻る しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村

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