夏 草 Ⅱ

夏草と言えば芭蕉を思うまた島崎藤村も思い浮く夏草は ほどよく離れて見るのがもっとも生きる近すぎると息苦しく思う離れすぎると雑景になる涼しむ山水の草となりは透き通るほどに凜となる朝の農園はすがすがしくフィラデルフィア染色体あがいていても静かなり夏草の凜々しきに乱れず青空も白雲も透きる風も揺れている木々の緑葉も光と影の中で躍る夏草ももはや我病まで忘れ去る しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全…

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親知らず

梅雨に入り低体調ロキソニンの服用効き目が短くなる雨雲が野山を覆う気と免疫が下がる親知らずがおがる歯痛が全てを覆う痛み三日目となる父と母の夢を見た親知らずの痛みが亡き面影に通じる抜歯してまた思う※おがる東北の方言意味は大きくなる しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村

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若き頃の心

注射時に聞かれる事 血が止まりにくいか ただ外圧がかかると みるみる内出血する 痣が今日の動を表す 痣だらの日焼け顔で 様相は全く変わるが 心は若き頃そのまま 柿の木の下で雲流を 眺めて春風を楽しむ 気温が一気に上昇し 蕗の薹が頭を擡げる 帰り道にホトケノザ 運搬機の音は春の音 寝入るまで聞こえる しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほ…

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