地球の叫び

墓石を眺めていると 子どもの時の不安を 思い出し再びよぎる 高層ビルは猶更ある ずっと自転するのか 自転がずれないのか 季節はずれないのか 気候はずれないのか 我耳を研ぎ澄ませよ 我目を研ぎ澄ませよ 我鼻を研ぎ澄ませよ 動植物達の鳴き声と 私たちの地球の声に ※ 恰も半世紀程の排気 の如く不安がよぎる しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 …

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夢帰省

あぁぁぁぁまた遠くなる 今年こそはと今年こそと 母と父と兄の眠る北国へ お盆を避けて帰省したい つなぎつないだ念願の旅 出鼻くじけるコロナの渦 千葉も岩手も徐々に増す またもやと叶わず北帰行 今年の旅も夢の中にあり 眠りの列車は秋野を走る かの老松橋が鉄橋となり 車窓の景色に名残が過る しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村

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山百合

何物かよう来たる 人も通わぬ山道に 森闇の木々に凭れ 知らぬ間に麗しい 誰かに能く誇らん 無常一切が空故に 裡に向かうが如し 山道に密かに咲く     頓に山の暗に化し 星さえも真近かに 野山の生き物達と 自然山河に銷融す しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村

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魔送球

ときおり雷鳴が轟く とても遠い昔のこと 放れた白球は何処へ 遥かな魔送球となり 今は忘却の空を飛ぶ フラットなるサーブ 微妙な腰のひねりで 白球はネット手前で 浮上し過ぎて下がる 縦揺れが大きい白球 中三で完成してから 高一新人で一度試す 次は涅槃で友と打つ 白球は驟雨に消える しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村

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母の面影

夏は疲れやすく 幾度も汗を拭う 眠りの中にいる 夢の世界にある おらの夏休みは 母の面影とある 暑い夏といえば 夏休みの宿題帳 友の家が順々に 宿題帳を進める 学習の場となる おらの家の番に 苦心したご馳走 母心が用意した 冷えたスイカだ 食べれなかった 我家計では到底 買えないスイカ 汗拭う母を思う しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 …

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