迷い人

人は涅槃に向かう時 自然の生物や静物と 会話ができるという そして自然に溶ける 人は涅槃に向かう時 世の人々との会話は できずすべてが煙る そして自然に溶ける 迷いに迷ったこの世 思えば幾年月も一瞬 この地球上の荒野で 億万の一の地に迷う ※ SSブログに感謝いたします SSブログでの最終の詩です↓なんとかSeesaa に軟着陸↓戸惑いながらの舵取りで…

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自然なるヒト

地上で最大なる瑕疵は ヒトが争う人となる事 何度も繰りかえす悲劇 世から争いが消えない 人たる心の移ろいとは 比べることから始まる 知らぬ間に争っている 季節の移ろいとは違う ヒトが自然になる時は 自然の中に心が溶ける 無明の実態は仏性なり 幻化の空身は法身なる 欲もなく比較もせずに 見える聴く食す触れる そのものが全てである 自然以外の真理はない し…

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若き頃の心

注射時に聞かれる事 血が止まりにくいか ただ外圧がかかると みるみる内出血する 痣が今日の動を表す 痣だらの日焼け顔で 様相は全く変わるが 心は若き頃そのまま 柿の木の下で雲流を 眺めて春風を楽しむ 気温が一気に上昇し 蕗の薹が頭を擡げる 帰り道にホトケノザ 運搬機の音は春の音 寝入るまで聞こえる しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほ…

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求む真のリーダー

核兵器時代の真の 敵は戦争自身です と・台詞が流れる どごさ いぐ 戦争さ いぐ なんで いぐ 国を守るため 家を守るため 渦巻の流れは 闇へと向かう 渦を始動する 国のリーダー 悪者リーダー 闇を知る父母 闇を知らぬ子 青空を戦火に 被害が加害に 民が殺戮する 国のリーダーには 民の敵なる戦争を 避ける…

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よーい・ドン

あったかぽかぽか 春ちゃんが見える タンポポぽかぽか 耕運機が我を引く 少しやっては休み 野原寝転び空仰ぐ 谷のひびき峰の色 我も浮かす春の雲 この桜山の畑では 風まかせ雲まかせ あせらずゆるりと よーいドンとなる しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村

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野辺の花

ヒトは死して花になる こなたかなたに咲く花 涅槃寂静となる咲く花 それを見ている青い空 動物は死して花になる こなたかなたに咲く花 風にゆれている野の花 それを見ている白い雲 植物は死して花になる こなたかなたに咲く花 昆虫達と戯れる野の花 それを見ている霧の虹 しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村

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静 寂

欲も無欲も畑にはない あるのは青空とそれを もとめる梅の蕾だけだ まもなく春さんが来る 今日も誰とも遇わぬが 空と山が間ぢかにある いよいよ季の節となる 弱きわが心を耕運して 今年の菜園の一とする しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村

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青空の仕業

手を放した景色には ふたたび出会えない 美しく優しい温もり 心の扉の向こうへと 色褪せて霞んでいく 時々ふっと顧みれば 折よく色づいている 楠の枝を空へと辿る 一番先にできた橙の 葉が空に揺れている 昔の景色に折重なる 貴方も見えるのかと 風にたずねてみると 青空の仕業だと言う しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村

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